安全衛生活動への取り組み
ナノ・マイクロシステム工学研究室では、大学の安全衛生ガイドラインに則り、日々の安全衛生活動に力を入れています。
これらの継続的な活動に対し、平成22年度と平成25年度に、安全優良研究室として表彰されました。
研究室では、w-SDSに基づき、研究室内の設備機器の整理整頓を徹底し、事故やトラブルを未然に防ぐ管理体制を維持しています。
以下は安全衛生委員会の研究室巡視により、安全優良研究室として評価されたポイントです。
今後も安全衛生を最優先として研究教育活動を推進してまいります。
1.トラブル発生時の速やかな対応
装置異常や水漏れなどの緊急事態が発生した場合、その対処法と連絡網を明記し、各部屋の目立つ場所に掲示しています。
特に、トラブルに対する初期対応(緊急措置、指導教員への連絡など)を徹底させています。
日ごろより定期的に訓練し、実際のトラブル発生に対応できるようにしています。
2.トラブル報告会の実施(毎週)
研究室内での実験時に生じた装置トラブル、機器故障、劣化などの発生時には「トラブル報告書」を速やかに作成し、指導教員に提出させています。
毎週のゼミで担当者が報告し、発生状況と対処法についてメンバーが共有します。
3.実験許可願い制度
学生が実験を行う場合は、事前に実験目的、内容、使用機器、予想される結果、考察内容をファイルにまとめて指導教員と打合せをします。
指導教員は実験内容の指導を行うとともに、安全上の問題点の有無をチェックした後に実験を許可します。
4.休日深夜実験届出の徹底
大学の規定に基づき、休日および深夜実験を行う場合は、事前に所定の書式の届出を行います。
クリーンルーム内の実験は、1人で行わないことを基本としています。
5.装置ライセンス制
研究室に登録している装置や機器の使用は、ライセンス制としています。ライセンスの無い装置は無断で使用できません。 ライセンス保有者の付き添いにより装置の使用が許可されます。使用法や原理を習熟し、安全上の対応も十分と判断されれば、指導教員よりライセンスが与えられます。
対象となる機器および取扱いは、装置、薬品、高圧ガス、廃液処理、シミュレーションです。
6.安全見回り当番(毎週)
日頃の安全チェックとは別に、毎週当番制で研究室内の各部屋および装置の安全見回りを実施しています。
これには配電盤のケーブル緩み、電気配線の劣化、異常臭気の有無、薬品や水漏れなどの詳細をチェックします。
7.「安全のための手引き」の輪講
新たに配属された学生は、入学時に配布された「安全のための手引き」を用いて輪講形式で安全に対する知識と対応に関して学びます。
実際の薬品、ガス、レーザーに関しては、指導教員から直接指導を受けます。
8.緊急時の連絡網の徹底
研究室内で生じる様々なトラブルや緊急事態に備え、緊急時の連絡網を徹底させています。
緊急事態が生じた場合は、速やかに指導教員へ報告がいく体制をとっています。
ヒヤリハットやMSDSを文書化・蓄積し
見やすい位置に設置している
連絡網等を研究室内で共有している
棚やロッカー,扇風機が固定されている
整理整頓を行っている(クリーンルーム前室)
モニターによるセキュリティなどをしっかり行っている