『5G対応のプリント基板技術と要求される材料』をテーマにセミナーを開催します
セミナーは終了しました
セミナー概要
● 日 時 2021年1月8日(金) 10:30~16:30
● 会 場 「Zoom」を使ったライブ配信セミナー
● 主 催 株式会社シーエムシー・リサーチ
● 講 師 河合 晃 教授
※詳細(申込み)は主催者ページをご覧ください。
https://cmcre.com/archives/65597/
セミナー内容
セミナー趣旨
高周波(5G移動体無線、ミリ波)対応の機能性材料は、今後の高周波用プリント基板の機能性向上、およびモバイル通信分野における重要技術の一つです。本セミナーでは、高周波用のプリント基板材料として、ソルダーレジスト、鉛フリーはんだ、アンダーフィル、銅配線、マイクロチップ実装、信頼性・寿命評価等に係る技術課題、プロセス改善等に注目し、詳細に解説します。初心者の方でもわかりやすく解説します。また、受講者が抱える日頃のトラブルや技術開発に関するご相談も個別に対応します。
セミナー対象者
プリント基板材料、5G対応技術、周辺技術に携わる技術者
セミナーで得られる知識
5G技術の特徴、プリント基板材料に求められる技術、周辺技術における基礎と応用、および技術改善、信頼性解析
プログラム
1. 高周波(5G、ミリ波)対応の材料技術(高周波通信対応の基礎知識)
1-1 プリント基板構造の基礎(高周波対応へ向けてのトレンド)
1-2 材料に求められる性質(誘電性、耐熱性、熱伝導性、表皮効果)
1-3 低誘電率、低誘電(損失)正接とは(シグナル応答、劣化、伝達マッチング)
1-4 多孔質ポリイミド膜の性質(製法と低誘電性)
1-5 機能性プリント基板(3D高密度パッケージ化、フレキシブル化)
1-6 半導体パッケージ(モールド、セラミックス)
2. 異種材料接着・接合部の密着不良,界面破壊の分析・解析
2-1 界面の相互作用要因(界面の結合力、付着・密着の違い)
2-2 樹脂と金属の表面とは(表面層、表面構造、多層膜)
2-3 Cu配線技術(接着性、シランカップリング処理)
2-4 測定方法(引張り試験、スクラッチ試験、DPAT法)
2-5 破断面解析(界面破壊、凝集破壊、混合破壊)
3. ソルダーレジストの材料とプロセス(高周波対応における最適化)
3-1 ソルダーレジストの役割(保護膜、環境耐性、はんだ耐性)
3-2 アルカリ可溶型、UV硬化型、熱硬化型(形状精度、量産性)
3-3 コーティング/乾燥方法(スクリーン印刷、静電スプレー、カーテン、乾燥炉)
3-4 トラブル欠陥対策(ピンホール、膜厚むら、乾燥むら、気泡、白化)
4. 実装技術 (高周波対応に向けたトレンド)
4-1 鉛フリーはんだ技術(BGA、フラックス、気泡ボイド、付着性)
4-2 金属ナノ粒子ペースト技術(Ag, Niナノ粒子)
4-3 アンダーフィル技術(コート性、濡れ性)
4-4 マイクロチップの実装技術
5. 信頼性・耐久性・寿命試験
5-1 不良要因(絶縁破壊、活性化エネルギー、マイグレーション)
5-2 不良率(バスタブ曲線、初期故障、偶発故障、摩耗故障)
5-3 ワイブル分布(最弱リンクモデル)
5-4 耐久性・寿命(加速試験、加速係数)
6. 質疑応答(日頃の技術相談、トラブル相談に個別に応じます)